線は、僕を描く

作品紹介

ORIGINAL

『線は、僕を描く』(講談社文庫)
砥上裕將(とがみ・ひろまさ)
できることが目的じゃないよ。 やってみることが目的なんだ。

深い喪失のなかにあった大学生の青山霜介は、巨匠・篠田湖山と出会い、水墨画の道を歩み始める。
素晴らしい絵師たちとの触れ合いを通し、やがて霜介は命の本質へと迫っていく。
青春小説と芸術小説がひとつになった、温かな涙あふれる最高の読後感をお届けします。

COMMENT
一本の線を引くこと。ただそれだけを追求する原作小説は、水墨画家である私の『日本水墨画に対する願い』でした。それが映像化されることは『日本水墨画の夢』です。
企画が動き始めてから、小泉徳宏監督は貪欲に水墨画について勉強され、お会いした時には幾つもの質問を受けました。その問いの鋭さはそのまま脚本に反映されていて、私自身が生み出した絵としての『線』や物語との結びつきを強く感じました。
主演の横浜流星さんとは、一緒に水墨画の初歩である春蘭を描きました。静けさの中、心を研ぎ澄まし謙虚に深く学ぼうとする横浜さんが、主人公・青山霜介の姿とはっきり重なりました。
お二人とお話をしながら、この映画に大きな夢を抱きました。公開を心より楽しみにしております。


砥上裕將(とがみ・ひろまさ)
1984年生まれ。福岡県出身。水墨画家。
『線は、僕を描く』(講談社文庫)で第59回メフィスト賞を受賞しデビュー。同作は、ブランチBOOK大賞2019を受賞。2020年本屋大賞第三位に選出された。デビュー後第1作『7.5グラムの奇跡』(講談社)も多くの読者の支持を集めている。


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