スタッフ
監督・脚本
小泉徳宏
1980年生まれ、東京都出身。
ROBOT所属。2006年『タイヨウのうた』で劇場長編映画監督デビューを果たし、大ヒットを記録。2008年に佐藤隆太主演『ガチ☆ボーイ』を発表し、国内に留まらず、海外での評価も高く数々の海外映画祭で上映された。以降、蒼井優・鈴木京香・竹内結子・田中麗奈・仲間由紀恵・広末涼子が出演した『FLOWERS』(10)、佐藤健主演の『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13)を手掛け、同作では新人の大原櫻子を発掘した事でも話題に。脚本も担当した『ちはやふる 上の句・下の句/結び』(16・18)でも、新人や若手俳優を次々に起用していく先見性とその繊細で情緒豊かな演出手腕は、各方面から高い評価を受けている。
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COMMENT
前作の映画『ちはやふる』を作り終えて、
急激に変わっていく世の中を目の当たりにしながらいまの自分には何ができるのか、
何を描くべきなのかをずっと考えてきました。
悩み抜いた末に辿り着いたのが
一本の『線』についての物語。

世界は変わっていく、自分も変わっていく。
そんな中でも決して変わらない想いを、
水墨画の研ぎ澄まされた表現とともに
映画にしたいと思ったのです。

美しさと儚さを合わせ持つ
横浜流星という稀有な俳優がいればこそ、
この難しい題材を体現できました。
僕らの新しい挑戦にぜひご期待ください。
脚本
片岡 翔
1982年3月16日生まれ、北海道出身。
主な脚本担当作品は『きいろいゾウ』(13)、『町田くんの世界』(19)、『ノイズ』(22)、テレビドラマ「ネメシス」(21)など。
脚本監督を務めた『この子は邪悪』が22年公開予定。
音楽
横山 克
1982年11月3日生まれ、長野県出身。
主な音楽担当作品に『ちはやふる 上の句・下の句/結び』(16・18)、『コーヒーが冷めないうちに』(18)、『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(17)、『空の青さを知る人よ』(19)、『弱虫ペダル』(20)などがある。
企画・プロデューサー
北島直明
1980年生まれ、徳島県出身。日本テレビ(グローバルビジネス局映画事業部)所属。
『桐島、部活やめるってよ』(12)のアシスタントプロデューサーを経て、『藁の楯 わらのたて』(13)でプロデューサーデビュー。同作は第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品。『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(17)では、エランドール賞プロデューサー奨励賞を受賞。『キングダム』(19)では、藤本賞特別賞を受賞。
他にも『ちはやふる 上の句・下の句/結び』(16・18)、『オオカミ少女と黒王子』(16)、『斉木楠雄のΨ難』(17)、『50回目のファーストキス』(18)、『町田くんの世界』(19)、『AI崩壊』(20)、『新解釈・三國志』(20)、テレビドラマ「ネメシス」(21)、『ノイズ』(22)、『キングダム2 遥かなる大地へ』(22)等、サスペンス、青春、アクション、ラブストーリー、コメディと映画・ドラマで幅広い作品を手掛ける。また、『藁の楯 わらのたて』のリメイク映画をアメリカ・ハリウッドでプロデューサーとして製作中。
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COMMENT
『僕は、線を描く』ではなく、『線は、僕を描く』。
原作小説を読み、そのタイトルの意味を理解した時、グっときて、涙が出た。
すぐに、小泉監督に企画を持って行った。「監督にしか描けない世界だ」と。
このタイトルに込められた砥上先生の想いに応える為には、“僕”が重要。とても重要。
憂いがあって、繊細で、生きる事に真摯で、生命力に溢れていて、そして、筆を持つ姿が美しくなければならない…
ふと、2015年に一緒に仕事をした役者を思い出した。それが横浜流星さん。
『線は、僕を描く』の意味を横浜さんが見事に体現。また、グッときて、涙が出た。